白州次郎のドラマが終わった。秋の川辺の風景!
NHK「白州次郎」のドラマが昨夜の第3話で、すべて終了した。夫人の正子氏とともに、昨年は特に一大ブームになり、文庫本の売り場も白州夫妻関係で随分賑わっていた。又、旧白洲邸が組み込まれたバス旅行などもあったし、デパートでは白州展なども開催された。
ドラマも豪華で芸達者な俳優さん達の好演と英国ロケが加わり厚みのある映像が、往時を忍ばせ、見応えのあるドラマに仕上がっていた。特に第一話の次郎の両親達が描かれたところは印象に残り、次郎氏の生い立ちの一端を知ることもできた。
戦中戦後を通して、自分の信ずる道を信ずる通りに潔く生きた白州次郎の姿が良く描かれていたと思う。第3話は多分旧白洲邸である「無相荘」がそのまま使われていたように見えた。吉田茂役の原田芳雄の病気回復を待っての第3話撮影及び放映だったことが、昨年とても残念で待ち焦がれたけれど、やはり代役では無い、原田芳雄の吉田茂が重厚で見事にマッチしていた。中谷美紀の正子も残されている写真で見た正子が乗り移ったかのようによく似ていて、リアル感があったこと、次郎役の伊勢谷友介のスタイリッシュな次郎役を、内面まで感じさせる力の入った演技で好演。
ドラマの最後のシーンにあったように、晩年の次郎は多くの書類を焼いてしまい、何も語らずに逝ったそうだ。
遺言は『葬式無用 戒名無用』という二行だけの短いものであったそうで、中曽根さんからは遺言以外に再三「このほかに何か書き残したものはありませんか」と訊かれたという。黙って死んで行った人間がたまにはいてもいいような気がする、と”白州正子著 『遊鬼』わが師わが友”の最後の章〝白州次郎のこと”という文中に書かれていた。
何冊かの白州次郎の著書や、他の人が書いた次郎の本も読んでみたけれど、短い文章でありながら正子の書いた文章が次郎氏の人間性を際立たせているように思った。
まだ、読んでいない正子著の『西行』を語る場面がドラマの最後の方に見られて、正子がほれ込んだと言う西行は、次郎氏になぞらえられた『西行』のように聞こえてきた。
ともあれ、今の時代では考えられないような生き方が、ドラマとなり、人々の心の中に『白州次郎』という名前が刻まれた事だけは確かなことだ。
鶴川にある「無相荘」を訪ねてから1年近く経つだろうか。又いつか折をみて訪ねてみたいと思う。
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〝春の小川はさらさらゆくよ” 秋の小川もさらさら流れ、青い空を映した川には鯉が群れをなして泳ぐ。おだやかな秋の午後。
あの橋を左手に歩くと左側に「證菩提寺」がある。
橋の上から見た「いたち川」、青い空を映した小川が流れるあくまでものどかな風景。
岸辺に咲く秋の花達。花の蜜を吸う蝶がゆるやかに花の周りをひらひらと舞い、緑色の小さなバッタなどの姿も見られた。
川沿いのすすきの群れ。秋が深まってゆく。
2009年9月24日
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