朝降っていた
が空が明るくなるとともに上がったようだ。このままお天気は回復するかしら?と思って外を見ると又しとしとと降っていました~
というものが家庭に入り始めて、我が家は11年程経った。インターネットへの接続は、当初は一般の電話回線からだったので料金も高く、時間を気にしながら必要な処だけを見てお仕舞いだったけれど、じきにノートパソコンにPHSのカードを差し込んで、定額でネットが使えるようになり、それが今では光ファイバーが家庭に入りスピーディにネット接続出来るようになり、セキュリティ付きプロバイダー料金が通信料とセットで4千数百円という有難い時代になった。しかも無線ランのおかげで、3台のコンピューターが、その定額料金で使用できるという10年前には考えられなかった進化を遂げている。

新聞雑誌などから得ていた情報は、インターネットにとってかわり、文字は画面から読むという習慣が身に着くのはあっという間だった。知りたい情報は今やネットで調べるのは当たり前、身近な草花やお料理のレシピでさえネットを検索すれば瞬時に出てきて、もはや百科事典も立派な料理書も植物事典も家庭に無くてもいいくらい日常生活に溶け込み、ニュースでさえ、いち早く目に飛び込んでくる時代。買い物やその他のあらゆる分野でネットとの融合が図られ、家にいるだけで多くのことが賄われそうな便利な暮らしが手に入る。
これまでの情報産業が、たった10年位で駆逐されてしまうような勢いで、子供のころによく聞こえないラジオから好きな番組を耳を澄まして聴きいり楽しかったあの頃、やがてテレビの出現により、娯楽はテレビに取って代わり、映画館に行く回数も大幅に減り・・ネット時代に慣れてしまうと、本や雑誌を買って読むという習慣が著しく少なくなった。



仕事で費やす時間が大半という生活から解放されて、少し時間の余裕が出来てきた。ネットで必要な情報を得るという習慣は定着したものの、最近は奥深く読み込みたい時、手のひらの上で頁を繰りながら読み進めたり戻ったり、中々眠りにつけない夜に、スタンドの灯りの下でワイン片手に本の頁を繰る時間が少しずつ増えてきた。それに伴い昔ほどではないけれど、本を買いに本屋さんに行ったり、ネットで本を購入したりする機会が少し増えてきた。何冊かを少しずつ読み進めるわがまま読書だけれど、画面で読む文字と違うやさしさがある。
同時に最近は、友人達から本を贈って頂くこともあり、今度は読書時間のねん出をもうちょっと作らなければいけないと思うようにもなった。ひところのテレビっ子のように、パソコンっ子(パソコンバア)を直さなければいけないと反省。少しパソコンに触れる時間を減らすように心掛けている。
前置きのつもりが、すっかり長くなってしまいました!
実は昨日、いつも拙ブログを読んでくださる旧友Kさんから素敵な本を贈って頂いたのでした。
これは多くの人が手にとって読んだなら、老いてゆく現実をほろりと思いながら読み、時に切なく哀しくなりながらも、今ある現実を素直に受け入れて生きるおばあさんの姿に、生きていくことを前向きに、生を全うしようと思えるのではないかと勇気がでくるような素敵なご本でした。
「パリのおばあさんの物語」 岸恵子訳
著者/スージー・モルゲンステルヌ イラスト/セルジュ・ブロック

これはKさんの言うとおり「大人の絵本」でした。長編小説を読む気力は残されていない私にとり文字が少ない絵本は最適の本なのでした。短い文章の中に「パリのおばあさん」の一生がギュッと詰まって、長編小説を読む以上の感動が得られました。大好きな女優の岸恵子さんの訳というのも素敵です。
私達世代なら胸に迫りくる「パリのおばあさん」の一生は、国と経験したことのつらさにおいて違いはあれど、人間が一生を送り晩年を迎えるということは普遍的なものなので、私はおばあさんの日常の中に、母が今直面している現実が沢山あり、やがて自分達にも来る明日を感じて、胸がキュンキュンしながら一気に読んでしまいました。そして今日も手に取り、頁を繰り愛読書の一冊となりそうです。


Kさん、素敵な絵本をありがとうございました。本当にやさしい心に残る贈り物です


薔薇の花をよく咲かせるためには、早めに切り戻しをしたほうがいいということを知りました。盛りが過ぎそうな赤のミニ薔薇を切り戻し、机に飾りました。雨模様の日曜日、真っ赤な花が心を明るくしてくれました。
2009年5月24日
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