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世界同時食糧危機を見る

陽気がいいせいか、少し元気が出てきて、洗濯・掃除と二人でとんとんと片付ける。レベル3位か。極上に丁寧な掃除は当然レベル5だけれど、今日は並みである。夫の決めた基準値による。

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午後、衛星2の「あなたのアンコール」Nスペ世界同時食糧危機を途中から興味深く見た。日本の食糧自給率は40%と先進諸国の中でも最も低い。

かって広大な土地を持つアメリカから、多くの国に輸出された穀物。自国で作るよりもはるかに安く購入出来た為、受け入れた国は自給率が低下してしまい、最近のような食糧危機が起こると途端に困難に陥る国が出る。食の確保されない国の子供達の発育は悪化、母親の乳の出も悪いという現実。

すでに、とうもろこしはバイオエタノールの原料として値上がりし、アメリカの農家はそれで大変にうるおい、更に世界の投機マネーが価格を吊り上げるという事態で、余程真剣に取り組まなければ、輸入すら断たれる事態が日本にも充分に起こりうる危機的状況も予見されている。

「食の自給率を取り戻せるのか」という、各国の取組が紹介される。日本でも休耕田が多いように、アメリカからの輸入に頼った国は、皆同じように自給率を高めることの困難に突き当たっている。、農業に対する国の支援体制の不備、後継者不足と。取り組を始めたエルサルバドルでも協同組合さえ崩壊している。子供は農業を継がないといい、親も仕方なく、もう自分の食べるもの位しか作れないという。

日本も同じように、苦労の割には報われることの少ない農業よりと、都市に出る人口ばかり増えて、過疎化の進む地域もあり、減反政策も含めて、農業に対しての根本からの支援が余りにも少ない。母の茨城の実家ですら、供給するほどの作物は作っていない。夏は西瓜、秋は新米と柿が毎年送られてきた。もう遠い昔のことだ。けれど、都市に比べて農村の生活が経済的に豊かだったとは思えない。食べるものには困らない実りと自然の豊かさのみで、不作であれば、その年は困難だったことだろう。

干ばつなどによる食料不足、そして、中国、インドのような人口の多い国の食糧確保。大国アメリカは、かって日本で成功したように、中国などにも、肉食を広め、穀物の飼料を売りと、相変わらずの攻勢をかける。その中国ですら、穀物の備蓄の多さは日本など足元にも及ばない位のようだ。

ウクライナは、肥沃な土を持った広大な土地があり、大豆やとうもろこしを作りに移住している日本人の父子が紹介された。当初は300haの貸し出し予定の土地が5haに減らされた。世界の各国が、どんどん土地を抑え、穀物作りを始め高く売れる手筈がスピーディに展開されている間の出来事で、日本の入る余地は無さそうな所までいってしまった。日本などに売らなくても、オイルマネーのある国や他に穀物を売る国は沢山あるという。こんな所にも日本の食に対する危機感の薄さが見て取れる。日本から移住している彼らが今後どうなるのだろう。

今日の番組からは、実に丁寧に分かりやすく問題点を取り上げて、危機を訴えかけてくれていた。日本でも少しずつ取組は始まっているようではあるけれど、国家的に至急に取り組むべき重大な問題だという事は充分に伝わる。農政が不純な事無く、きちんと機能して日本の食を安全なあるべき姿に改革してほしい。

番組後半で、日本の米作りによる自給率が上がれば、米の細かい粉を使ったパンやケーキなどの開発も進んでおり、日本独自の食の安全も確保されよう。家畜への飼料米も作られるようになっているそうだ。飼料米を与えた鶏の卵は、栄養価も高く、色はトウモロコシの多い黄身色ではなく白っぽい黄身だけれど、実に美味しそう。

もしも現在のような雇用の悪化した時期、農業政策への転換に向けて、国と民間が力を合わせれば多くの人材の確保が出来るのではないだろうか。

しかし、国益優先、いずれ来るであろう他国の弊害など考えもしない大国の持つ傲慢さに、とてつもなく恐ろしくなるような番組でもあった。

    maplemaplemaple

夕方、気を取り直して久し振りに近所の秋を見に、夫と二人で散歩に出る。西日が眩しい。

081101_16170002 高い木々を写そうと思ったら、写す本人達の、秋の長い日差しに映える太めシルエットが映っていました~coldsweats01

2008年11月1日

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コメント

わぉ~、なんて素敵なシルエット!
今晩は!
食料危機、考えさせられます。私が今心掛けているのは、食材を無駄にしないこと。新鮮なうちに食べてしまうこと。
夫婦二人の食生活は、私が控えめ、主人は糖尿病で(軽いですが)なかなか食材が減りません。食品を無駄にしないことが一番かな。
秋は美味しいものが一杯で、ついつい(笑)ね。

投稿: kazu | 2008年11月 1日 (土) 20時06分

今晩は!

食の問題は深刻ですね。我が家もkazuさんと同じです。食材を無駄にしないこと!自給出来ない以上、先ずは大切に胃袋に。ゴミを出さない位心がけなければ、バチが当たりそう。国にお金があっても買うことも出来ないような事態になったらと、恐ろしくなりました。
私は、退職後、妙に張り切り過ぎてお料理の種類を作り過ぎていて、夫はスリムなのに、私ばかり2キロ以上の体重上乗せをしてしまい、今やっと1キロ位減ったという情けなさです。大食いも食料危機には罪ですね。最近は夕食のごはんを半分にし、おかずの種類も減らしました。たった1キロなんて、ちょっと外食するともどってしまうし、困ったことですわ!夜は、又又テレビで、脱メタボなどを見てしまいましたが、どの位身につくか、ハテサテ疑問!

シルエット写真、携帯をかざして写した偶然のものですよ~coldsweats01

投稿: chisa_pie | 2008年11月 1日 (土) 23時53分

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