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雨のお彼岸中日

昨日からの雨が今日も引き続きしとしとと、寒の戻りか肌寒くうらめしい春分の日。

我が家は父の墓参は済んだけれど、まだ済んでいないところもある。もとより、今日は混み合うのは分かっていたので、予定に入れていなかったけれど、春分の日が雨というのはとても残念。今日のお墓参りを予定されていた方達には本当にお気の毒。

36歳で他界した妹の墓が北鎌倉にあり、今頃は道路が混み合い、いつも少し日取りをずらしてゆくことにしている。昨年は母を渋谷まで迎えに行き一緒して、桜を見ながらの墓参りだった。まだ墓参にゆくという意味合いが母の中にあり、しみじみした時を過ごし、帰りに寄った鶴岡八幡宮での参拝や桜見物、食事のひと時も楽しいものだった。

その母の見守りを兼ねて、昨日は午後から渋谷まで出かけた。いつも空いていると思っていた水曜日にしては道路が混み合っている。

宮益坂から青山通りが渋滞して、キラー通りの入り口までびっしりと休日前の様相で、いつもより時間がかかり到着。

昼寝が済んだ後だったようで、すっきりした表情で元気な様子。昨日も会うなり「あらッ~」と相好をくずし、手を叩いて喜ぶ。夕食のお弁当が届いていて、テーブルに広げられている。何故かご飯がなく、聞いてもよく分からず冷蔵庫を開けるとごはんが入っている。まだ届いて間が無い筈なのに???

よく分からないことが、けっこうある。話も名詞や単語が中々出てこなくて、こちらで判じながら話をつなぎ合わせるので、時間がかかる。

「一人で、京都に行ってきたのよ」ついこの間のことように話が始まる。言葉で説明出来なくなるとテーブルに指で地図を描きながら、「ここに門があるでしょ、中に池もあるのよ。そこからずーっといくでしょ。そうするとあるでしょ」という。又又夫と二人で、???となる。「普通の人も入れるのよ。」「・・・・・・・・・・・」うーむ、むずかしいお題だ。

母の頭の中では、きっと話たい内容は理路整然とあるのだろう。母の頭の中からそれた質問だったりすると、「違うわよ」というのだから。

本人が言葉が出なくて一番もどかしいことはよく分かるので、質問と推理で最後に皇居の話だということが分かった。通じ合った時の嬉しそうな顔。「そうなのよ」としたり顔でご満悦。「書くこともできるのよ」「記帳でしょ」「そうそう」夫が「ガラスの向こうで皇族が手を振るでしょ」「そうそう。誰さんと行ったのよ。」「一般参賀ですね」「そうそう」・・・・・・・・。

一つの話がとんでしまうこともしばしばだけれど会話をすることが大事なのだと気を長く持ちながらお付き合い。やがては自分達がこうして子供達に迷惑をかけるかもしれない。もう墓参りに行くという話にはならない。お花見と我が家に来たいというリクエストだけだった。

北鎌倉の墓参は、鎌倉見物も兼ねて道路の空いていそうな日に夫と二人で出掛けよう。

2008年3月20日

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